Q & A
Q . どんなことができるの?
A . ①筋肉や関節の状態を改善する(全身が対象)
②状態が改善した部分を使いこなせるようにする が二本柱です。
ケアによってハード面を整え、必要に応じてソフトウェアのアップデートをするイメージです。
Q . コンディション回復(ケア)とは?
A . 筋肉や関節を中心に、低下した機能や状態異常を改善することです。全身のつながりの中で、不調に影響する部位をピックアップします。
筋肉の異常には、さまざまな種類があります。
・軽度の筋損傷の繰り返しによる癒着や硬結: 筋肉の中にしこりができパワーが発揮しにくい
・特定の動作や姿勢による筋走行の変化: 癒着などで収縮効率が落ちる
・動きが少ないための短縮: 短くなり伸びにくくパワーも落ちる
関節の異常にも、さまざまな種類があります。
・可動域低下: 元々ご自身が持っている体の柔軟性が落ちる(動かせる範囲の減少)
・連動性低下: 複数の関節の連動=歩く、しゃがむなどの動作不良(動きの質の低下)
筋肉と関節それぞれの状態を総合的に判断し、状態に合わせたケアが必要です。
※関節異常は、変形がなくても筋肉や靭帯の異常によって起こりやすく、その場合はレントゲンなどには写りません。
Q . パフォーマンスアップとは?
A . 状態の整った体をより使いこなす、またはパワーアップさせるためのトレーニングです。
トレーニングには、さまざまな種類があります。
・筋出力の改善: 適性刺激により、使えていなかった筋機能を目覚めさせる
・筋肉の連動性改善: それぞれの筋肉の役割の再教育(メインとサポートの筋肉が協力して体は動く)
・自動運動領域の拡大: サポートなしに動かすことのできる運動範囲を広げる
・関節の連動性改善: 動作ごとの関節の役割の再教育(体の複雑な動きを遂行するには複数の関節が動く)
パワーアップにも、さまざまな種類があります。
・発展的筋力の改善: スポーツや仕事のためプラスαで上乗せが必要な筋力の改善
筋機能や体の連動性を総合的に判断し、レベルに合わせたトレーニングが必要です。
Q . コンディション回復(ケア)とパフォーマンスアップ(トレーニング)は、別物ですよね?
A . 相乗効果があり、切り分けずに両方を組み合わせた方がより効果的です。
ケアとトレーニングは全くの別物と思われ、切り分けられがちですが、
実はかなりのケースで相乗効果が期待できます。
機能の落ちた筋肉や関節を使うと、その負荷でさらに機能が落ちるという「負のループ」
を断ち切るには、ケアとトレーニングの両方を賢く組み合わせる必要があります。
筋肉や関節は連動するため、自覚症状のない箇所にも問題が起きている事が多いですが、
ご本人が全部に気づけていないことも多いのが現状です。
自分の体は自分が一番わかっているという言葉もありますが、
専門的な外からの視点が役に立つこともあります。