セラピスト兼トレーナーのわたなべ です。
この記事では、
肩の痛みでゆっくり休めない方のために、
専門病院でも指導される仰向け(あおむけ)の時の腕の置き方、姿勢の取り方をお伝えします。
ポイントは3つで、座って休む際にも応用できます。
では、さっそく本題に移りましょう!
まずポイントだけお伝えして、最後に簡単に理屈をご説明します。
動画もあります。
頭(首)が高いと、肩に負担のかかる姿勢になります。(理由は最後に説明してあります。)
ポイント2にも関係します。
折りたたんだバスタオルを薄めの枕にするなどしてみてください。
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/05/スクリーンショット-2020-05-15-22.36.45-300x170.png)
ヒジが低い(床についている)と、これも肩に負担がかかりやすくなります。
バスタオルやクッションを使い、ヒジを高めに置きましょう。
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/05/-2020-05-15-22.37.23-e1589550393521-300x169.png)
この時、肩まで上げてしまうと効果が半減することがあります。
高くするのは腕からヒジにしましょう。
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/05/スクリーンショット-2020-05-15-22.38.32-300x169.png)
腕を伸ばしておくのがつらい場合は、
ヒジを曲げて手をお腹に置くと、腕の重さが軽減されて楽です。
ヒジを曲げて手をお腹に置くと、腕の重さが軽減されて楽です。
ただしこの動きも痛くお腹に手が乗らない場合は、
クッションなどで隙間を埋めましょう。
クッションなどで隙間を埋めましょう。
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/05/スクリーンショット-2020-05-15-22.39.33-300x170.png)
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/05/スクリーンショット-2020-05-15-22.39.49-300x169.png)
腕はなるべくぶら下げずに、
クッションなどで支えコンパクトにしておくと負担が少ないです。
寝るときの姿勢を応用します。
寝るときの姿勢を応用します。
ももと手の間の空間もクッションで埋めると、腕の重さを預けることができて楽です。
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/05/スクリーンショット-2020-05-15-22.40.10-300x169.png)
point1と2は、
肩が痛みやすいポジションになるのを補正する工夫です。
肩が痛いと、痛みをこらえたり変な動きをしないよう力が入り、猫背気味になります。
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/05/無題7_20200512173344-300x188.png)
すると、肩甲骨が背中の丸みに沿って外に流れてしまいます。
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/05/防御姿勢-300x188.png)
これは寝てもあまり変わらず、そのせいで肩が浮いてしまいます。
腕が床についていると、その落差で、肩に突き上げるような負荷がかかります。
これが、寝ている時の痛みにつながります。
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/05/-e1589552395981-300x169.png)
なので、
肩の浮きを最小限にするため頭を低くし(ポイント1)
ヒジから腕を高くする事で(ポイント2)突き上げ負荷を減らす作戦です。
腕は伸ばしておくよりたたんだ方が肩への負荷は少ないのですが、
たたんだ腕の置き場に困る方も多いと思いますので、
ポイント3のようにクッションを活用してください。
以上が、
寝るときに楽な姿勢の取り方です。
肩の専門病院でも使われます。
寝返りや、思いがけない動きはあると思いますが、
入眠の際や起きてしまって寝付けない時などにご活用ください。
この記事に行き着いた方の多くは、本当についらい痛みを経験されているのだと想像いたします。
身支度を整えるにも、用を足す時も、仕事も・・本当にあらゆる場面で使う腕。
想像以上に使用頻度が高いので、痛みによるストレスも大きいですね。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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