広背筋という筋肉について書いていきます。
タイトルにもありましたが、
骨盤と上半身をつなぐけっこう大きな筋肉なのに、あまり話題にならない筋肉でもあります。
しかし実は、肩こりや四十肩、腰痛などの原因の一つになっている事が多いのです。
なので、研究熱心な皆さんのために掘り下げていこうと思います。
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背中(一部は骨盤)から肩甲骨の上を通り・・・
なんと脇の下を通って腕にまとわりついています(わかりにくい!)。
![広背筋](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/04/無題2_20200420175536.png)
広背筋の位置
とにかく、腰から肩・腕にまで影響を及ぼす筋肉です。
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・骨盤についているので骨盤を引き上げる、骨盤を安定させる役割があります。
・肩甲骨にもつくので、肩甲骨を下に引き下げる役割があります。
・腕につくので、腕を内にねじりながら後ろへ伸ばす役割があります。
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大臀筋(だいでんきん=お尻)と共同作業をして、大臀筋のパワー発揮を補助する役割もあると言われています。
脊髄損傷で下半身がうまく使えなくなると、腕の力で体を持ち上げるために健常な人よりも広背筋の力が重要になりますが、普段の生活ではパワーよりも、柔軟性が問題になる事が多いです。
次でもう少し詳しく説明します。
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広背筋は、骨盤を引き上げる&肩甲骨を下に引き下げる役割がありましたね。
広背筋が硬すぎる場合をイメージしてみましょう。
①広背筋が肩甲骨をひっぱる
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②肩甲骨が下がる
③肩甲骨の上の領域の筋肉(以下、肩筋とします)が意に反して引っ張られる
肩甲骨が下に引かれるのを防ぐために肩筋が持続的に力む(ずっと緊張してしまう)
=ずっと緊張して虚血(※1)やこりが・・
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/04/無題2_20200420180658.png)
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/04/無題2_20200420184709.png)
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筋肉が異様に引っ張られる現象は、その部分の虚血やこりにつながります。
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肩こりや首こり、四十肩の回復不良、上半身の可動の低下、腰痛などの問題で対応した方の中に、
広背筋の問題が潜んでいた経験も多々あります。
この状態で、肩や首の付け根のこりを感じる部分(以下、肩筋とします)だけ緩めるとどうなると思いますか?
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※1ー筋肉の収縮が続くと、そのポンプ機能で血液が押し出され、部分的に血流が減り硬くなります
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持続的に力む=肩筋が肩甲骨が下に引かれないよう力を発揮して頑張っているということです。
ここで肩筋を緩めるということは、
肩甲骨が下に引かれる原因はそのままで、
肩甲骨の位置を保つ機能がいったん解除されてしまう状況です。
肩甲骨の位置を保つ機能がいったん解除されてしまう状況です。
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そのため、
一時的に楽になっても繰り返す事が多く、場合により悪化することもあります。
一時的に楽になっても繰り返す事が多く、場合により悪化することもあります。
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/04/無題3_20200420190612.jpg)
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①両腕を胸の前でくっつけます
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/04/1-e1587377454352-300x220.png)
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②肘を離さずに両腕がどこまで上がるかみる
肘が鼻の上まで上がればクリア
![](http://achu-yukawatanabe.com/wp-content/uploads/2020/04/2-e1587377485436-300x217.png)
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メインはストレッチになります。
方法は下の記事の中に載っています。
動画もつくってありますので、参考になれば嬉しいです。
①弱さより硬さが不調に繋がりやすい
②肩や背中、腰にまで影響がある
③セルフケアにはストレッチが良い
最後までご覧いただきありがとうございました。
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